第62回 全日本大学空手道選手権大会

2018/11/19

第62回全日本大学空手道選手権大会が武道の聖地「日本武道館」にて開催された。日本一の大学を決める大会である。「平成最後の大学日本一」になる為に、どの大学も気合いが入っていた。男子団体形にて「日本一」の座を掴んだのは我が「同志社」だった。男子団体形で日本一のチームとなった。先輩方が築き上げてきたものが報われた瞬間だった。何よりも選手達の努力には頭が上がらない。心の底から「おめでとう」と言わせてもらう。

男子団体形 関西王者として挑んだ今大会。日本一になる為に苦難を乗り越え、やっと掴んだ優勝だった。 予選は仲谷・藤田・津田の3人が出場。全日本大学初出場の仲谷・津田も堂々の演武を披露し、予選は2位通過となった。1位通過は、王者・帝京だ。その王者・帝京がまさかの準決勝敗退。駒澤大学との準決勝で2-3で敗退。約10年ぶりに悔し涙を流した。番狂わせが起こった中ではあったが、予選2位で通過した同志社は、準決勝で国士舘大学との対戦となった。津田に代わって舟久保が出場。やや固さも見られたが3-2で決勝へと駒を進めた。 駒沢大学との決勝戦。先攻は駒澤大学。後攻は同志社。演武した形は「アーナン」。これまで積み上げてきたものを存分に発揮した。会場から拍手が起こり、他を魅了する演武だった。同志社の演武が終わり、いよいよ判定。日本一が決まる瞬間だ。4-1。同志社に4本。日本一を掴んだ瞬間だった。観客席から溢れ出る涙、選手から溢れ出る涙。この日を待ちに待っていた。来年は追われる立場となるが、2連覇する事に期待している。

女子団体形 日本一になる為に努力してきた。その努力を誰もが知っている。勝負の世界は厳しい。立ちはだかったのは、王者・帝京。先週行われた世界選手権で優勝しているチームだ。 同志社の予選は、南本・岩本・宜保が出場。一糸乱れぬ演武で、予選2位で通過。準決勝は国士舘大学。岩本に代わって、1年生の小久保が出場。形は「アーナン」を演武。堂々の演武で、危なげなく決勝へと駒を進めた。 会場の視線が1つのコートに。決勝戦の相手は王者・帝京。帝京に勝つ事だけを考えて練習をしてきた。きつい時も弱音を吐かず、その為だけに努力をしてきた。演武した方は、「クルルンファ」。先攻の帝京に見劣りはしなかったが、結果は0-5で帝京。勝ったものが強い。それが勝負の世界だ。ただ、彼女達の努力に拍手を送りたい。本当に良い演武だった。

男子団体組手 関西大会で3位となり、勢いを維持したまま東京へと乗り込んだ。結果は2回戦で、西日本大学王者の近畿大学工学部に敗戦。 1回戦は、沖縄国際大学との対戦となった。先鋒から上野、井上、福本、平山、飯嶋が勝利を収め、2回戦進出へ。 2回戦。相手は近畿大学工学部。先鋒は、最近調子が上がってきた平山だ。相手は田中。先制点を取られ、その後もポイントを奪われた。0-3で敗戦。次鋒は、エース福本。相手は日本代表の崎山だ。6月に行われた全日本個人では勝利を収めている相手だ。ただ、やはり作戦を練られていた。着実にポイントを重ねられる。0-4で敗戦。後がない中堅戦。大舞台で上野が覚醒した。相手は日本代表の江藤。同じ高校の後輩でもある。先取点を取ったのは上野。雄叫びを上げた。気持ちの乗った上野は、終始試合を優勢に進め3-1で勝利。西日本大学王者からチームで唯一勝利を上げた。副将は飯嶋。相手はエース梶村。力の差を見せつけられ0-3で敗退。3敗となり2回戦敗退となった。 このチームには4回生がいない。来年もこのメンバーに加え、勢いのある1年生が加わる。化学変化を起こし、ジャイアントキリングを果たしてもらいたい。

女子団体組手 今大会は西日本大学王者として挑んだが、ベスト8で姿を消すことになった。決勝の舞台で、彼女達の試合が見ることは出来なかった。 2回戦から出場した同志社。住友、沖田、尾立のメンバーで挑んだ。先鋒は沖田。教育実習明けの影響もあるのか先取点を与えてしまう。しかし、意地を見せ取り返す。そのまま試合終了。現行ルールに伴い、先取点を取った選手の勝利となる為、敗戦となった。中堅は尾立。長い手足を活かした組手は、相手に隙を与えることなく危なげなく勝利。運命の一戦は、主将の住友に託された。固唾を呑む滑り出しとなったが、試合中盤に住友が仕掛けた。旗が住友に上がる。見事先取点を取った。彼女の意地を見た気がする。相手に点を与えることなく試合終了のブザーが鳴る。2勝1敗で3回戦へと駒を進めた。 3回戦も勝利を収め、迎えた準々決勝。駒澤大学だ。先鋒は尾立。最後に気持ちを見せたのは駒澤の選手だった。試合終了間近に失点。1-2で敗戦。続く中堅戦は沖田。後がない試合ではあったが冷静に試合を進め2-1で勝利。さすがの一言に尽きる。またもや1勝1敗で迎えた大将戦。ここもまた住友に託された。先取点を取ったのは駒澤の選手。焦る住友の隙を捉え、2点目が入る。終始攻めていたがポイントを奪えず敗戦。1勝2敗で全日本大学のコートを去ることになった。 この悔しさを胸に、来年は同志社旋風を巻き起こす。

最後になるが、全ての大学の4年生は、この試合に全てを賭けている。今大会を最後に第一線から退く選手、怪我をしている選手、レギュラーが外れサポートに回る選手、色々な選手がいる。それをまたサポートして下さる父兄の方々、応援してくれる仲間、考えれば考えるほど「感謝」という言葉に尽きる。自分1人では、到達することが出来ないのが全日本大学空手道選手権大会。今回、同志社の男子団体形は日本一となったが、それを支えてくれた監督、コーチ、父兄など多くの皆様に「有難うございます」と伝えたい。

選手の力はもちろん、皆様のお力添えがあってこその結果でもあります。 引き続き同志社大学・空手道部を宜しくお願い申し上げます。15425900084751542590026385

文章提供 平成29年卒 宮原泰成

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